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手作り言葉辞典について

手作り言葉辞典では、ユーザーが疑問に思って検索してきそうな言葉の を載せています。 検索して調べてきそうな言葉とは、ここでは「ことわざ」「慣用句」「四字熟語」「故事成語」の4つになります。 それぞれの意味は下記の通りです。 古くから言い伝えられてきた、教訓または風刺の意味を含んだ短い言葉。生活体験から きた社会常識を示すものが多い。 二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を表すもの。 漢字4字で構成される熟語。 故事をもとにしてできた言葉。特に、中国の故事からできた語。

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肺腑を衝く

【漢字】肺腑を衝く 【読み】はいふをつく 【意味】心に響く、心に深くしみる。 【例文】父母の教えが肺腑を衝く。 「肺腑を衝く」という言葉をご存知でしょうか? この言葉は、心の奥底まで響くような深い感銘を与える、という意味で用いられます。 肺腑を衝く言葉を周囲に伝えられる、という人は、強いカリスマ性を持っている人だと思います。 こうした人がリーダーに立てば、人の心を動かすことができ、後ろをついてくる人は出てくることでしょう。 こうした資質というのは天性のポテンシャルの影響も大きいのかもしれませんが、コミュニケーションを取る上で、出来ることなら身に付けたいスキルでもありますよね。 有能な政治家や思想家といった人には、人の心に訴えかけるような言葉の魔力を持っていたように感じます。 肺腑を衝くような言動が出来るようになるための方法として個人的に考えるのは、自分の思った通りのことを自信を持って伝える、というのが大きいように思います。 簡単のように思えますが、案外これが難しいのです。 見栄を張って誇張したような言動をしてしまえば、必ず周囲に見抜かれます。 これでは人としての厚みが感じられず、言葉の薄っぺらく思われてしまうのです。 勿論人生の経験値も物を言うことではあるので、一朝一夕に出来ることではないのですが、将来人を率いる人間になりたいのであれば、意識して損はないかもしれませんね。

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鼻つまみ

【漢字】鼻つまみ 【読み】はなつまみ 【意味】品性に欠けて嫌われている者。 【例文1】彼は鼻つまみ扱いされている。 【例文2】身なりが毎日同じで鼻つまみだ。 新卒で入社して一番嫌いだったのが上司でした。男性なのですが、何故か妙に女性に突っかかってくるのです。当時同じ部署に配属された女性の新入社員は3人いて、男性が5人いました。男性の方が多いのは男性が女性よりも優れているからだとか、本当に豆鉄砲を食らったような表情になってしまう、微妙な発言ばかりを繰り返していました。こんな人ですから部署にとっては鼻つまみ者。皆さんあまり相手をしていないというのは見ていてすぐにわかりました。しかし、それでも当の本人は全く気付かずに嫌な発言を繰り返しているのです。 一番困ったのは仕事の邪魔をされることでした。ただの嫌な奴、なら適当にかわして知らんぷりをしておけば良いのです。しかし、仕事にちょっかいを出してくるんですよね。書類を作っていればこれは見にくいだの文句を言ってきます。それがフォーマットなので変えるわけにもいきませんし、そもそもただ難癖を付けているだけです。資料を取りに行こうとすればサボるなと言いますし、本当に面倒でした。 この上司、数年経ってから左遷されました。鼻つまみ者だった上司がいなくなったことで一気に部署の成績が上がったのには笑ってしまいました。みんなイライラしていたんですね。

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話半分

【漢字】話半分 【読み】はなしはんぶん 【意味】話の半分は嘘や大げさが多いので半分聞いておく。 【例文1】嘘っぽいので話半分で聞いとく。 【例文2】上司の話は大げさで話半分だ。 夫の母親、つまり私の姑はとにかく話が大きいので有名です。本人は全く悪気がなく、話を大きくしている気もないのですが、まともに聞いていると後で「え、あれって希望的観測な話だったの?」とか「え?もっとたくさんの人が来るんじゃなかったの?」とか驚かされる事があるので、話半分に聞くくらいが丁度よいと、結婚1年目で学びました。例を挙げると、結婚当初、姑から言われたのは「マイホームを買う時には私が援助するからね」という言葉。お義父さんが残したお金もあると聞いていたので、かなりあてにしていたのですが、ふたを開けてみると微々たるもので、それを使ったら将来の生活どうするの?という金額でした。また、「孫が生まれたらすぐに手伝いに行くからね」と言われて、これもかなりあてにしていたのですが、習い事だの友達のランチだのを優先されて、手伝いに来てくれたのは生まれて1ヶ月の間に2日だけでした。夫はさすがに自分の母親の事を良く知っているので、姑が何か言い出しても、ハイハイという感じで聞き流していたり、真に受けている私のそばに来て「話半分にな」と耳打ちしていくのですが、慣れないうちはすぐに信じてしまっていました。今のところ、話半分に聞いていれば実害がないのですが、ちょっと姑の将来が心配だったりします。 今一つ信用のおけない人の言う事を鵜呑みにせずに聞く事を「話半分」と言います。「あいつのいう事はいつも大袈裟だから、話半分で聞いておけばいい」や「彼女の話は半分もアテにならない」など、信頼に欠ける場合の気持ちの有り様でもあります。人によって尾ひれが幾つも付いたり、今で言う「話を盛る」など全部嘘ではないにせよ、小指の爪位の事を原型が判らない話にしてしまう時があるのです。そういう話こそ大体半分だけ信じれば良い位の気構えで聞いておけば、あまり差し支えはないと思います。諺の「逃がした魚は大きかった」などはまさにそういう事なのです。小さな魚を恰も大物が掛かった風に話し、大物過ぎて釣り上げられなかったと言われても、その光景を誰も見ていなければ信用する事は出来ないのです。どっちつかずな話ならまさに「話半分」信じれば良いですし、相手を必要以上に蔑む事もしなくて済みます。「話半分」な事を言う人も、決して悪意を以ってそんな話をしている訳ではないでしょうし、只単に話を盛り上げる演出でしかないのだと思います。中には悪気なく全くのデタラメ話をする輩もいますが、そういう人はハナから誰にも相手にされていないでしょう。くれぐれも自分が「話半分」なヤツと思われたくはないものです。

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畑違い

【漢字】畑違い 【読み】はたけちがい 【意味】専門の分野が違うこと。 【例文1】ここの医院は外科専門で内科は畑違いです。 【例文2】畑違いの職に就く。 それまで特にやった事がなく、予備知識もない分野に取り組む場合の評価を「畑違い」と称します。「バスケット選手が野球選手になろうだなんて、畑違いも良い所だ」や「理数系の自分には、歴史の事は畑違いで管轄外」となります。畑違いと言う位で、元々は栽培する野菜の品種によって育て方が違うから、農家さんでも取り扱わない野菜の栽培法を知らない場合もあって然るべきですし、そこから派生し職種や競技が似ていてもやった事のない事はわらないし、それをなぞって「畑違い」という様になったと思われます。端から見て、博学な人だからどの分野にも精通しているとつい思ってしまいがちになりますが、幾ら物知りであっても触れた事のない分野は知らない筈ですし、先入観で訪ねても判らないと返答されるのが当然かもしれません。携わっていない知識なのですから、知っている訳がないのです。スポーツの世界ではスピードスケートと競輪の2種目を選手としてこなされた方もおられ話題になりましたが、そんな方でさえ全ての競技を網羅されてはいませんし、自分の興味が向いている事だけに特化していたに過ぎません。学問でも理系と文系に分かれるとよく言いますが、どちらかに特化した人に逆の質問(文系の人に関数の事の様な)をしても思い通りの答えは返って来るとは思えないのです。「餅は餅屋」と言いますし、質問されたり任されたりする側もきっと困惑するばかりでしょう。

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