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手作り言葉辞典について

手作り言葉辞典では、ユーザーが疑問に思って検索してきそうな言葉の を載せています。 検索して調べてきそうな言葉とは、ここでは「ことわざ」「慣用句」「四字熟語」「故事成語」の4つになります。 それぞれの意味は下記の通りです。 古くから言い伝えられてきた、教訓または風刺の意味を含んだ短い言葉。生活体験から きた社会常識を示すものが多い。 二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を表すもの。 漢字4字で構成される熟語。 故事をもとにしてできた言葉。特に、中国の故事からできた語。

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水の流れと身の行方

【漢字】水の流れと身の行方 【読み】みずのながれとみのゆくえ 【意味】水の流れと人の行く末はわからないもの。前途はどうなるか誰にもわからないという意味。 【例文】水の流れと身の行方で若いうちから貯金をしておく。 「水の流れと身の行方」という言葉は、年齢を重ねれば重ねる程その深みを感じるものです。 この言葉は、人の行く末というのはどうなっていくのか計り知れない、ということを水の流れに例えたものです。 私自身もこの言葉について考える所がありました。 私は10代の頃は怠け者で、親のありがたみなんて全く感じず、家の手伝いは一切してきませんでした。 自分はバイトで疲れて帰ってきたのに、どうしてこんなことをしないといけないのか、とイライラしてしまったのです。 しかし、仕事の関係で一人暮らしを始めた時、いかに親が偉大かということに気付かされました。 朝早起きしてご飯を作ってくれて、知らない間に洗濯も済ませてくれ、帰ってきたら夕ご飯が出来ている、ということがどれだけ幸せかと知ったのです。 同時に、今まで手伝いを一切しなかった自分が恥ずかしくなりました。 それ以来、実家に帰った時は家事を手伝うようになりました。 今まで全く出来なかった料理や掃除のコツも少しずつ掴めるようになり、花嫁修業にも役立っています。 「水の流れと身の行方」。 あれほど怠け者だった私が今はテキパキ家事をこなすのですから、まさに人生どのように変わっていくのか分からないものですね。

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見様見真似

【漢字】見様見真似 【読み】みようみまね 【意味】誰からも教わらず、人の行動や物を見て真似て習得する。 【例文1】母の料理を見様見真似で作ってみた。 【例文2】見様見真似でダンスを覚えた。 英語をいくら学習しても覚えられないときは、外国人がしゃべってるのを見様見真似でやっていくと短時間で話せるようになります。海外旅行をしたらわかると思うのですが、日本語がどこにも見当たらないのです。全部その国の文字で書かれていますし、会話も全部その国の言葉です。日本料理店やおみやげ店で日本の物を扱っていれば日本語に触れることはできますが、そこを離れてしまうと日本語は姿を消してしまいます。日本を離れて1週間海外で暮らしていると、だんだんと見様見真似で会話が理解できるようになってきます。学校で習っていた文法とか単語なども自然と身に付いてきます。勉強しようと思わなくてもその国の風土に合わせて生活をしているだけで覚えてしまうものです。スポーツ選手などが長期間に渡り海外に遠征に行くと、英語がペラペラになることがありますが、語学を勉強しないでも見様見真似だけで覚えていけるものなのです。日本にいて英語を上達しようと思ったら、外国人がいる英会話スクールに通うと発音を見様見真似で正確にできるようになるので、会話を楽しめるようになります。外国人の子どもも英語を勉強しなくても自然と話せるようになっていくわけですから、無理矢理に覚えようとするのではなく、外国人の話してるのを見様見真似で見ていくと早く英語が上達するようになっていきます。 私が携帯デコに興味を持ったのは、自分の携帯をスマホに変えた時です。毎日使うスマホを可愛くデコレーションすれば、豊かな気持ちになれるだろうと思って携帯デコの練習を始めました。 最初はショッピングモールで屋台のようなところで携帯デコをしている職人さんを観察したり、作品を見たりして異様見真似でやっていました。材料も100均で買ってきたシールで、デザインも単純なものでした。100均にはデコシールが充実していて、大きな宝石のようなパーツも多々ありました。バラやスイーツを型どったパーツも重宝しました。高価なデコセットを買わなくても、100均で十分満足できるものができました。ピンセットも接着剤もあります。 しかし、やっているうちに100均の品質では我慢できなくなり、手芸店でパーツを買うようになりました。やはりカットの精度が良く、スワロフスキーのようによりキラキラと輝いて見えるものがありました。色の種類も多いのでデザインの幅も広がり、ピンクのバラと白の宝石を使った作品は職場の人に褒められるまでになりました。 今は綿棒ケースや電卓など身近なものをデコレーションするのにハマっています。あわよくば将来お店を持ちたいとさえ思っています。

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未曾有

【漢字】未曾有 【読み】みぞう 【意味】今までなかった出来事。きわめて珍しい。悪い事態に使われる。 【例文1】いつかまた起こるかもしれない未曾有の災害に備える。 【例文2】これまでにない地震に襲われる。 未曾有。ニュースなどでは比較的良く耳にする言葉ではないでしょうか。未曾有の大災害などというときに使います。意味は、いまだかつてないという意味です。 しかしこのワード、聞くたびに思い出してしまうのは、漢字が苦手な元総理大臣です。たしか、「みぞうゆう」と読んで話題になりました。 この元総理、他にもたくさんの読み間違いをしています。例えば、踏襲(とうしゅう)をふしゅう。踏は音読みで「ふむ」と読むのでそこから来たのでしょう。 他には、頻繁(ひんぱん)をはんざつと読みました。これは、「繁雑」と「繁」の字が被っているのでまだましでしょうか。 さらには低迷(ていめい)をていまいと読んだようです。確かに迷子の「まい」なのですが。これくらいは当時小学生のうちの子でも読めましたので、こんな簡単な漢字が読めなくても総理大臣になれるということでうちの子は将来に希望を見出していました。 ところで未曾有の大災害や未曾有の大惨事などと、悪い意味で使いがちなこの未曾有という言葉ですが、本来は奇跡的な出来事などの良い意味に使われる言葉だったようです。しかし、いつの間にか、なぜだか悪い意味で使われることが多くなってしまったようです。 未曾有の大惨事となった東日本大震災の時、私は石川県金沢市のファッションビルにいました。友達と一緒に店内を物色しているところで、「あれ、今揺れなかった?」と言った程度でした。他の人たちも、地震だと気づいていない人がほとんどでした。ところが、家に帰ってみると信じられない光景が映し出されていました。一体何が起こったのかと混乱しました。それから数日は実害はないものの不安な日々を過ごし、福島原発のニュースを固唾を飲んで見守っていました。数日たって、被災地のために何かできることをと思い献血に行きましたが、大勢の人が献血に押しかけ血液は足りているということでした。電車や自動車といった交通網も遮断されている中、混乱のためボランティアも受け入れ困難な状態が続きました。私は自分があまりにも行動力がなくて、何もできないことに愕然としました。同じような人は少なからずいたのではないでしょうか。今となっては、東北は元の姿を取り戻しつつあります。人間の底力はとてつもないことを実感しました。家族も家も仕事も全て失っても、生きる人がいるという事実だけで、自分も精一杯生きようという気持ちになるものです。未曾有の大震災の後には、未曾有の復活劇が待っていました。

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水掛け論

【漢字】水掛け論 【読み】みずかけろん 【意味】互いに自分の意見に固執して言い争いが終わらない。 【例文1】彼とは水掛け論で話にならない。 【例文2】自己主張が強く水掛け論だ。 友達に仏教とキリスト教の信者がそれぞれいるのですが、普段は仲がいいのに宗教の話になると水掛け論になっていきます。神様というのは絶対的な存在なので、キリスト教の信者はイエス様が絶対だと言い張ります。仏教の教えと共通する部分はあるのですけど、キリスト教は他力信仰、仏教は自力信仰なのでその辺が聞いていて面白いなと思ったことがあります。祈れば救われるという考えと努力しなければ道は開けないという考えがあるので、話はいつまで経っても平行線で水掛け論でいつも終わります。自分は無神論者なのでどちらの意見も中立に聞いていますが、それぞれ信仰している道があるので水掛け論になるのは仕方がないのかなと思います。 仏教は多宗派に分かれていますが、キリスト教でもカトリックとプロテスタントにそれぞれ分かれています。カトリックが神父さんで、プロテスタントが牧師さんです。なぜ分かれてしまったのか理由はわかりませんが、同じ仏教、キリスト教同士の信者でも水掛け論になるのではないかと思うこともあります。 地球上でいろんな神様が存在していますが、飛行機でどこにでも行けるようになってきた時代です。いろんな国の人が交流を持つようになってきているので、宗教の壁というのはそろそろ無くした方が世のためなんじゃないかなと思いました。

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