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手作り言葉辞典について

手作り言葉辞典では、ユーザーが疑問に思って検索してきそうな言葉の を載せています。 検索して調べてきそうな言葉とは、ここでは「ことわざ」「慣用句」「四字熟語」「故事成語」の4つになります。 それぞれの意味は下記の通りです。 古くから言い伝えられてきた、教訓または風刺の意味を含んだ短い言葉。生活体験から きた社会常識を示すものが多い。 二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を表すもの。 漢字4字で構成される熟語。 故事をもとにしてできた言葉。特に、中国の故事からできた語。

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天王山

【漢字】天王山 【読み】てんのうざん 【意味】豊臣秀吉と明智光秀が戦った天王山の戦い(山崎の戦い)が由来である。試合で勝負を決める大切な局面。 【例文1】優勝争いもいよいよ今日が天王山となる。 【例文2】天王山もいよいよ大詰めを迎える。 【例文3】天王山杯を制する。 スポーツなどのここぞという場面において使われる「天王山」という言葉ですが、勝敗の分け目など、大事な局面という意味があります。 そもそも天王山とは、京都南部にある山の名前ですが、1582年の山崎の戦いで、古くから水陸交通の要地となっていた天王山を先に占有した豊臣秀吉が明智光秀を破ったという故事から、このような意味に転じたという説があります。 この戦いから秀吉の天下が始まった訳ですから、まさに人生の分岐点を示す言葉にピッタリですよね。 スポーツは観た人に感動を与えることができるものの一つですが、アスリートの人にとって、やはりこの天王山の戦いにいつも通りの力を発揮できるか、という点は実力の一つだと思います。 緊張するといつもの力が発揮できない、と感じている人も多いでしょうが、その点、プロのアスリートの人の精神力は計り知れないものを感じますよね。 自分だったらプレッシャーで胃が痛くなってしまう、というシチュエーションでも、いつも通り、時にはいつも以上の力を発揮するアスリートは、きっと練習の賜物なのでしょうが、さすがとしか言い表せません。 人生においても、用意周到に準備しておくことが、天王山に力を発揮する上で重要なことなのだろうと、スポーツから学びました。

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鉄面皮

【漢字】鉄面皮 【読み】てつめんぴ 【意味】面の皮が鉄でできているような恥知らずで厚かましい者。 【例文1】鉄面皮な男。 【例文2】鉄面皮な常連客。 【例文3】無神経で鉄面皮だ。 「鉄面皮」という言葉は簡単に言うと、面が鉄のように厚いことから、厚顔無恥という言葉とほぼ同じ意味を持っていると言えます。一般的には恥ずかしいと感じることについて何も思わないという状態を指しており、いい意味ではないと言えます。鉄面皮の意味自体はあまり良いとは言えないものの、実際に鉄面皮の人がいれば、その人は幸せな人だと言えると思うのです。一般の人が感じるような恥ずかしさの感覚がないということなので、他の人ならば躊躇してしまうようなことでも平気でできてしまうことがあるわけですから、それによって得をするケースがあるはずなのです。それに鉄面皮の人は自分への周りの評価とかが気にならない人でもあると思うので、常に他人の顔色をうかがって生きる必要がなく、生きたいように生きられている状態と言えて、それは幸せと評価しても良いのではないでしょうか?ある意味鈍感という言い方もできるかと思いますが、そういうマイナスのイメージのある言葉がぴったりな人の方が、実はその人の主観の面で言えば幸せと感じられることもよくあるのではないか?と思います。そういう意味では、決して悪い言葉とも言えない可能性もあります。 当たり前のようですが、恥を恥と思わないような人にはならない方が良いです。鉄面皮のような人にならない方が身のためになるとも言えます。なぜなら、恥を恥だと思わないような人になってしまうと、自分の周りから人が離れていってしまうからです。特に「恥を恥だと理解している人」は、すぐに自分から離れていってしまうことでしょう。 ですが恐らくそれでも、自分の周りにいてくれる人はいます。しかしどんな人がいてくれるかと言えば、もちろん自分と同様の恥知らずな人たちです。なにせ恥を恥だと思っている人は、離れていきますからね。そのため自然と、鉄面皮のような人たちしか、自分の周りには残されないのです。きっとそのような人たちと一緒に過ごす時間は、とても楽しいものでしょう。ですがいつか「恥を恥」と理解できるようになったとき、過去を思い返してみれば、恥ずかしい記憶ばかりが蘇ることが想像にたやすいです。きっと嫌な気持ちになるでしょう。 とはいっても、一体どんなことが『恥』と言えるのか、分からないかもしれません。しかしこういうのは、自分で答えを見つけていくものです。難しいですが「あの人はよくあんなことが出来るな」と感じるようなことがあれば、それはもしかすると『恥』と言える行為かもしれませんね。

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亭主関白

【漢字】亭主関白 【読み】ていしゅかんぱく 【意味】家庭の中で一番権限を持つ夫をいう。 【例文1】今どき亭主関白なんて古い。家事は分担しないと。 【例文2】我が家は妻が亭主関白みたいなものだ。 【例文3】うちは亭主関白で何にもしない。 亭主関白とは一体なにか?と考える時、やはり参考になるのはさだまさしの関白宣言でしょう。俺より先に寝てはいけない。俺より後に起きてもいけない。飯は上手く作れ、いつもきれいでいろ等、女性にどこまで求めるんだ?という歌詞の羅列です。現代の日本は女性の権利がある程度確立され過去ほど男尊女卑は存在しません。もちろん、前時代的な事を言う男も存在はするが、それは全体を見ればかなりマイノリティな意見だし、実際に政治家等がそう言った発言をすれば女以上に男が怒るという場面も少なくありません。日本の精神面での男尊女卑は現代ではほぼ成立しないのです。ただ、日本の男尊女卑は精神面ではなく、システムとして存在するのだが、今回はその部分に関しては割愛します。つまり、精神面での男尊女卑が成立しなくなっている以上、亭主関白などという言葉は言葉として残ってはいるが現代の現実にはそぐわないのです。今、求められるのは家事もこなし、子育てにも協力的なイクメンです。そういえば、さだまさしは関白失脚なんて歌も歌っていたなぁ。

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天を衝く

【漢字】天を衝く 【読み】てんをつく 【意味】天まで衝きそうな勢いがある。 【例文1】天を衝く勢いで成績が上がった。 【例文2】天を衝く勢いで背が伸びる。 【例文3】天を衝く勢いで拡散される。 その日にたくさん投稿されたワードが、トレンドとして取り上げられるようなSNSもありますよね。そのためSNSでその日のトレンドに挙がったものを見れば「現在の流行」をすぐに知れるようになったとも言えます。ですがSNSによって、流行が移り変わるスピードは格段に速くなったように感じます。それこそ天を衝くほどの速さとも言えるでしょう。 まだSNSはおろか携帯電話もなかった頃であれば、流行を知る方法というのは、テレビや雑誌や口コミなどしかありませんでした。テレビや雑誌はやや地域差はあれど、ほとんど同時に情報を発信しますし、しばらくは同じ話題を取り上げていることが多かったです。また口コミに至っては、スローペースで他者へと伝わるツールと言っても過言ではありません。 しかし今では多くの人が、自分の思ったことを自由にSNSに発信し、いつの間にか流行が作られています。自由に発信してそれが勝手に拡散されることで、物凄い勢いで流行が広まる反面、他のSNSの内容も同じように、勝手に拡散されて凄いスピードで世間の人々に広まっていきます。SNSを利用していると、つい数日前までは流行の話題だったのに、もう廃れてしまっていたということもありますよね。もしかするとこの現代で流行を追いかけようとするのは、かなり根気がいることなのかもしれません。

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