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手作り言葉辞典について

手作り言葉辞典では、ユーザーが疑問に思って検索してきそうな言葉の を載せています。 検索して調べてきそうな言葉とは、ここでは「ことわざ」「慣用句」「四字熟語」「故事成語」の4つになります。 それぞれの意味は下記の通りです。 古くから言い伝えられてきた、教訓または風刺の意味を含んだ短い言葉。生活体験から きた社会常識を示すものが多い。 二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を表すもの。 漢字4字で構成される熟語。 故事をもとにしてできた言葉。特に、中国の故事からできた語。

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世は相持ち

【漢字】世は相持ち 【読み】よはあいもち 【意味】世の中はお互いに持ちつ持たれつ助け合いで成り立っている。 【例文】世は相持ちが幸福をもたらす。 「世は相持ち」ということわざがありますが、こちらのことわざは「よはあいもち」と読みます。 意味は世の中はみんなが持ちつ持たれつでお互いに助け合って生きていくのが好ましいということです。 世は相持ちとはなかなかいい言葉ですよね。 正に、思いやりの心をお互いに持つということが世界平和につながりますよね。 世界平和を達成することは困難ですが、身近なところから、世は相持ちを実践したいものですよね。 一番「世は相持ち」を実践したいのは、まずは夫婦だなあと私は思います。 多分、幸いなことに私と夫は世は相持ちができていると思います。 私は専業主婦ですが、夫は、私が夕飯を作ったり、夫の弁当を作ったり、子供の塾の送り迎えをすることなどを当然のこととして考えず、いつも感謝してくれます。 私は専業主婦なのだから、料理をするのは当たり前だと思ってやっているのですが、夫が「今日もありがとう」と私の家事を評価してくれるので、「いえいえ、こちらこそ、お世話になっております。」という気持ちが自然と湧きます。 夫が毎日仕事をして、私達家族のために、稼いでくれることを私も声にだして感謝しています。 周囲を見渡すと、奥さんの家事を当たり前だと思っている横柄なだんなさん、だんなさんが家族を養うのが当然だと豪語する奥さんたちの夫婦関係はうまくいってないように思います。 やはり、「世は相持ち」という気持ちが夫婦仲も平和にすると感じます。

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世を渡る

【漢字】世を渡る 【読み】よをわたる 【意味】世の中で暮らしていく。 【例文1】人脈があり、上手に世を渡る。 【例文2】うまく世を渡る術を身につける。 【例文3】彼女は上手に世を渡るタイプだ。 人間が社会で生きて行くためには、上手く世を渡る手段を身に付けなければなりません。 今は高校や大学に進学する人が多く、高学歴を有している人が多くなっています。 ですが高学歴だからと言って、上手く世を渡る事が出来るとは限りません。 上手く世を渡る手段は学校では教えてくれないので、幾ら学校で知識を詰め込んだとしても、それでうまく世を渡る事が出来ると思うのは大間違いです。 世の中を見ていると、必ずしも高学歴の人が上手く世を渡る事が出来ているとはいえません。 学歴なんかなかったとしても、上手く世を渡るすべを身に付けていて、大出世を遂げている人がいます。 上手く世を渡る為には、人に好かれる事が大事です。 社会と言う人間の集団の中で人は生きて行くわけですから、その人間に好かれなければ世を渡る事が出来ないのは当たり前と言えます。 ただ人に好かれると言うのは、簡単に出来そうでそうでもないことが多いです。 世の中には色々な考えを持った人がいて、こうすれば必ず全ての人に好かれると言う方法は存在していません。 ですから個々人でそれぞれやり方を変えて、対応していかなければいけないのです。 これはどんな高学歴の人でも、中々出来る物ではありません。 上手く世を渡る方法を身に付ける為には、学校の勉強をするだけではだめで、色々なタイプの人と関わってみるしかありません。

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夜を日に継ぐ

【漢字】夜を日に継ぐ 【読み】よをひにつぐ 【意味】休みなく同じ作業を夜通し続ける。 【例文1】受験勉強のため夜を日に継ぐ。 【例文2】締め切り日まで夜を日に継ぐ。 【例文3】夜を日に継ぎながら原稿を書く。 小さい頃から絵を描くのが好きだった私は、何とか独学でデザインソフトの使い方を習得し、晴れて地元のデザイン会社に就職することができました。 そこの社長がとてもユニークな方で、話し方もフランクなのですごく楽しく仕事をすることができています。給料も最初からかなり高かったので、大学を卒業したあと就職先を決めるのが周りよりも遅れていた私は、すごくありがたいと思いました。先輩でちょっとわがままな女性がいるのがストレスですが、まあそこは我慢しなくてはいけないところかなと割り切っています。 デザイン業界というのは、ときに徹夜での作業が必要とされます。どうしてもクライアントの希望する締切に間に合わせなければならないので、夜中も会社に残ってみんなでひたすらデザイン作業や仕上げなどを黙々としていくのです。 こういう光景を表現するのには、夜を日に継ぐ、という言葉がぴったりですね。 ある日、徹夜で仕事を終わらせたあと、一旦自宅に帰って、すぐまた朝に会社に行かなくてはいけないというときがあって、私は帰宅後ちょっとだけ眠ってから、ふつうに会社に戻りました。 ところが、社長は出社した私の姿を見ると、「いやあ、家に帰ったあと、戻ってこないんじゃないかって思ったよ!」と笑っていました。

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世をはばかる

【漢字】世をはばかる 【読み】よをはばかる 【意味】世間との交わりを避ける。 【例文1】世をはばかって頼る者もいない。 【例文2】ひきこもりで世をはばかる。 【例文3】世をはばかって孤独死に至る。 世をはばかるとは世間に遠慮をする、世間との交流を慎むという意味です。世をはばかるような仕事の代表格は泥棒です。大っぴらに言えるようなものではもちろんなく、犯罪ですから。泥棒の中でも日本で有名なのは石川五右衛門と鼠小僧ですね。鼠小僧は義賊扱いで江戸の庶民の味方のように扱われることが多いのですが、実際のところは違ったようです。鼠小僧のターゲットは大名や旗本といった裕福な武家屋敷であり、そこは事実なのですが問題は盗み方でした。江戸時代の大奥を思い浮かべてもらえるとわかりやすいのですが、大奥は女性だけで暮らす奥屋敷。殿様以外は男子禁制といった感がありますね。大名や旗本屋敷も奥方や女中さんは主に屋敷内の別棟で夜は休んでおりました。その女性ばかりの奥屋敷の雪隠の天井や、寝所の屋根裏から侵入して金品を盗みだしていたようなのです。そう聞くと女性なら嫌悪感をおぼえますよね。武家屋敷だと男性の部屋には当然のことながら、刀や槍もあるし日頃鍛錬している武士ならば、盗人ひとりくらい成敗するのは容易いことだったでしょうから、あえて女性の部屋を狙ったと解釈されます。しかも、時代劇で見るように、貧しい庶民の家々に金品を差し入れたことは一切なく、博打と飲食に費やしたようです。鼠小僧は本当は義賊ではなく、「世をはばかる」べき盗人だったのでした。

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